不動産投資の際には利回りについて考えよう

不動産投資についての情報を得る時に、「利回り」という言葉を聞く機会があります。では、不動産投資における利回りとは一体何のことなのでしょうか。

 

不動産投資における利回りとは?

 

それは概ね、不動産購入(または建築)にかかる費用に対する当該不動産の年間収入の割合のことを指しています。

 

不動産投資も投資ですから、利益を得る目的で資金をつぎ込みます。それで、利回りがどれ位かを不動産投資の対象を決定する際に、判断の要素の1つとするのは当然のことです。

 

高利回りの物件とはどのような物件ですか?

入居者がなかなか決まらないような物件がいくら安く売られていたとしても、それは利回りの高い物件ではありません。優良な物件が安く売られている場合が高利回り物件であると言えます。

 

次のようなケースで、高利回り物件が見つかる可能性があります。

 

収益性の高い物件を見つけよう

はじめに、ちょっとしたお金をかけてリフォームすれば改善できるのに、一見すると汚くて空室が目立つような物件が、オーナーが手放したいからと言って手を加えないままの状態で安く売りに出される場合があります。

 

そうした物件を入手し、少し手を加えて改善すれば、満室にできる場合があります。このような物件は高利回りであると言えます。

 

次に、売主が売り急いでいる物件からも、高利回りのものが見つかる可能性があります。

 

オーナーの中には、何らかの事情で急ぎで資金を必要としている方もいるかもしれません。そんな時、例えば、現金ですぐに支払うことができるなら、購入価格交渉を有利に進めることができるかもしれませんので、関心のある物件について、売主の売却理由を尋ねてみることもできます。

 

高利回りの物件に不動産投資する前に考えるべき注意点もあります。そもそも利回りの計算のもととなっている家賃は適正な価格になっているでしょうか。

 

もし、相場よりも高い家賃がもともと設定されていて、その家賃設定で、利回りが計算されているとすれば、利回りの計算の前提となる数値が、そもそも間違っていることになり、実際にはその高利回りを獲得できないことになってしまいます。

 

家賃の相場についてはインターネットでも確認できますので、家賃の設定が適正かどうか確認するようにしましょう。

 

また、相場価格より安い物件であるかどうかを判断するために、国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営している「土地総合情報システム」と呼ばれるシステムもあります。

 

地域ごとのマンションや土地などの過去の取引情報も入っていますので、参考にすることができます。


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